たそがれの市 あの世お伽話
KADOKAWA 2017年10月28日 A5版並製 ISBN978-4-04-106048-3 装幀:大石由衣
作品名 | 頁数 | 初出誌 | 巻号 | 発行年月日 | 掲載頁 |
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第一話 紅の皿 | 22p | 冥 | 第1号(創刊号) | 2012.10.23 | p199~210 |
第二話 涙池 | 22p | 冥 | 第2号 | 2013.4.25 | p199~210 |
第三話 思い出 | 24p | 冥 | 第3号 | 2013.10.25 | p295~318 |
第四話 津波 | 12p | 冥 | 第4号 | 2014.4.18 | p291~302 |
第五話 片袖衣 | 12p | 冥 | 第5号 | 2014.11.28 | p423~434 |
第六話 再会 | 12p | 幽 | 第23号 | 2015.6.30 | p265~276 |
第七話 井筒 | 12p | 幽 | 第24号 | 2015.12.17 | p355~366 |
第八話 案山子 | 12p | 幽 | 第25号 | 2016.6.30 | p293~304 |
第九話 馬市 | 16p | 幽 | 第26号 | 2016.12.15 | p311~326 |
第十話 迎えの舟 | 16p | 描き下ろし | |||
第十一話 骨さらい | 14p | 幽 | 第27号 | 2017.6.29 | p393~406 |
- ここは死人が集まる市。今日も曰くありげな生者が迷い込んできて……
死ぬと最初にたどり着くさびしい場所、それが「たそがれの市」。
自分が死んだと気付かない”大人のおいと”を見かけた少女のおきく。おきくはおいとにまとわりつく幽霊を遮り言う。「お前は元の場所に戻りな」と。神隠しとされていたおきくは、幼馴染のおいとと谷筋でもみ合ううちに――。たそがれの市でおきくの思いを知ったおいとは……(「第一話 紅の皿」)。ほか、病で先だった母が子を思う深い哀しみを描いた「第二話 涙池」や身分違いの恋と因縁を描いた「第三話 思い出」、津波に流されて命を落とした娘を探し求めて迎えにくる現代の家族との交流の物語「第四話 津波」など。
たそがれの市で、思いを残した死者と生者が交わるとき……生と死という壮大なテーマに向かい合った感動の全十一話。
本書のための描き下ろしも収録。